Twitter でも書きましたが、最近は数秘が随分知られてきましたね^^
数秘は、簡単な計算で、様々な鑑定ができるのがその魅力の一つだと思います。
ただ、例えば
『座学』『短期間講座』『短期間訓練』などでも
一般的な鑑定は、ある程度は可能であるため
そういう意味では
鑑定できるようになるまでの時間は短いのですが・・・
名人芸というか、深いリーディングができるように
なっていくには、より深い探究も必要です。
リーディングが深まるかどうか?そのカギはいくつかありますが
ひとつは、数の象意(象徴する意味)の理解力を深めることです。
今回は、数の象意を読み解くための知恵。
心数の陰陽をご紹介いたします。
心数の三相を知る
ひとつの数には、明晰な意味があると同時に
実際的な性質の現れ方は、多層的な表情があります。
そのような多層的リーディング方法がありますが
アリスカルディアでは、それを
心数の陰・陽・中庸、として整理しています。
それはちょうど、どんな水も化学式H2Oで
” 物体として同じ ” だけれど
実際に私たちが目にするものとしては
氷、水、水蒸気 と 全く異なる三つの姿 があるのと
同じ意味合いを持ちます。水の三相 とも呼ばれますが
心数の場合、これが 陰・中庸・陽 の三相となります。
陰
数秘の性質が不活性な状態。静止した状態。氷 にあたります。
水というのは流動性が特徴の一つですが
その流動性が失われて、物体のように硬くなった状態。
心数では、その性質が抑圧されて、
どちらかというと反対の性質として現われます。凍った心です。
中庸
その性質のバランスが取れた状態。水 にあたります。
水は常温の時の姿ですが、最も安定した自然な状態です。
心数では、その数の特質が最も効果的に無理なく発揮されいる状態です。
陽
その性質が、強く現れすぎた状態。過剰。水蒸気 にあたります。
エネルギーが高すぎて拡散しています。心数では、その特徴が激しく
強く現れすぎていて、人間関係や自分自身との分離や破壊を生じがち。
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数秘の数の象意にはベーシックな意味合いがありますが
実際にそれを人の性質で応用した場合、三相の現れがあります。
アリスカルディアでは、
数秘から読み解く心の性質を 心数 と呼んでいますが
三層で分析することを重視した特徴的な読みをすることから
あえて「心数」と呼び分けています。
市販の書籍などで、数秘を勉強していた場合
あれ?この部分はちょっとピンと来ないなー
ということが、しばしばあるのではないでしょうか?
一般的な資料の大半は、主に、陽と中庸の性質が混ぜて書かれてあり
陰の性質には触れられていないことが殆どだからです。
いくつか具体例を挙げてみますね。
1の場合
◯ オーソドックスな性質(中庸)
リーダーシップ、自信家、情熱、創造性、一途、
向上心がある、独創性、行動的、強引、などとされます。
これは中庸~若干、陽寄りの解説。目立つ人物で、華があります。
◯ 陽の数秘1
自己主張が強すぎる。わがまま。人の話を聞かない。
押しが強い。敵味方をすぐに分ける。感情の起伏が激しい。
◯ 陰の数秘1
少しおどおどしている、自信がない、
言葉を上手く喋れない、言いたいことが言えない。
6の場合
◯ オーソドックスな性質(中庸)
親切、面倒見が良い、家族・仲間想い、
社会ルール・マナーの重視、丁寧、品が良い
◯ 陽の数秘6
世話を焼き過ぎる・過保護、口煩い、常識に拘る、
世間体を気にし過ぎる、真面目過ぎる
◯ 陰の数秘6
人間嫌い、被害者意識、投げやり、殻に籠る
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※ 各心数の陰陽の概要は、こちらをご覧ください ※
陽は、数秘の特質がまだ発達途上のため、加減が効かず
やりすぎた状態と言えるでしょう。性質が沸騰状態 です。笑
陰は、表面的には陽と全く反対の性質に見えます。
しかし、氷が、流動性が全くないカチコチの固形物であっても水であるように
陰性もまた、本質的には変わらない ところに、その性質の由来があります。
しかし、何故、正反対の陰の性質 になってしまうのでしょうか?
氷は、水がエネルギーを失った状態 だと言えます。
ちょうど陰の性質は、
その性質を表現するためのエネルギーが失われた時 に起こります。
代表的な原因を挙げてみます。
[ 原因① 失敗・不都合 ]
陽や中庸の性質を、親に強く否定されたり、身内の優れた人と比較されたり
あるいは大きな失敗をしたなど、何らかの不都合がきっかけ で陰性に転じます。
例えば、数秘1の場合、やんちゃをしすぎて大失敗をしたりして
自分の強引さや勢いは危険だ⚠️と思い込んでしまった場合。
あるいは、数秘1は、
向上心が強く、人より優れていることを自然だと思う気質なのですが
親、兄弟など身近な人に、自分より圧倒的に強烈で
優れた人がいると、無力感を覚えてしまいます。
その 喪失感から 陰性に転じます。一種の自己否定 と言えます。
そのようなパターンで陰性に転じるのは、長期的な背景 があります。
その場合は、その原因を明らかにして、自分と向き合うことで
陰性から中庸に転じることが出来ます。
また、ソウルマンダラで全体性を見る と、その背景も読み解けます。
[ 原因② 卒業 ]
生まれ日の心数(ソウルナンバー)は、
しばしば陰性の性質で現れる ことがあります。(30%程度)
特に、ソウルナンバーとライフマスターナンバー(生年月日の合計)が
正反対の性質をもつ場合は多くなります。
ソウルナンバーは前世の数と言われます。
すでに身についた性質であり、前世で経験した数です。
ソウルナンバーとライフマスターナンバーが正反対の場合
異なる性質を開発しようとしていますから
成長のプロセスで、ソウルナンバーの性質が抑えられる
ケースが出てくるのですね。
例えば、ソウルナンバー1ライフマスター6の場合
マイペースで独創的で自己主張が強い性質(1)から
和を重んじ、調和的に生きようとしますから(6)
1が陰性として現れる ことも珍しくありません。
これはいわば、古い性質を卒業して
新たな性質を獲得するために起きる、プロセス的に必要な陰性 です。
[ 原因③ 成長への恐れ ]
ゴールである、ライフマスターナンバーもまた
陰性として現れることがあります。
先ほどご紹介した原因②の場合と同様、
ソウルナンバーとライフマスターナンバーの性質が真逆の時
よく見られます。これは 成長への ” 恐れ ” が原因になります。
例えば、、
慎重な性質の4や、相手に合わせる2や6 が
ソウルナンバーで、ライフマスターナンバー(目指す方向)が
行動的で挑戦的な一面のある1や8 の場合です。
もともとの慎重な性質から、
行動的で、大胆、挑戦的な性質になるのには 勇気が必要 です。
その勇気がまだ持てない段階では、陰性としてその性質が現われがち。
しかし、それは 乗り越えられる自然な通過点 でもあります。
[ 原因④ ブロックマインド ]
月+日の性質である、ブロックマインド の数は
大抵、陽か陰の性質として現われます。
これは 他者との関係性を『うまくいかせるため』に発達した
合成人格なので、安定していない ところがあるためです。
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心の成長のプロセスは、陰や陽に揺れながら
やがて中庸として成熟 します。
数秘の数の象意は、とても深いものがありますが
陰陽・中庸の視点を持つことで、リーディングが深まります。
また、陰・陽・中庸の三相の理解は
心の特質への理解と、無意識への気づき とも繋がります。
数秘の診断を受けて、今ひとつピンとこなかった方は
正式に受けられてみると、驚きの発見をするかもしれませんよ。
また、数秘を学び始めた方は
そのような視点を持つと、リーディングが深まると思います。
※ アリスカルディアでも、現在講座を準備中です。
詳細は、年内に発表いたします。
講座のスタートは、来年春の予定です。
既に一部の方にはお待たせしている状態ですが
また改めて、正式にインフォメーションさせていただきます。